4月13日
何かしら描いていたと思うが忘れた。あまり捗っていない。目標の6ページどころか3ページも終わっていない。夜、川勝きりん君から話しませんか? と連絡が来て、ZOOMで話す。
人と、しばらく話さないうちに確実に話し方を忘れている。言葉が出ない。話そうとすると全く話しができないことに気づく。昔はよう喋ったのになと思う。福士開さんとも話す。
4月14日
昼起きて、ネームとペン入れを進める。夜中に描くが、集中力が無く筆は遅い。
ゲーム依存症の奴の動画を観ると、あの頃の俺やんけと思うし、『ガード下酔いどれ人生』を観ると、これからの俺やんけ。と思う。
この人たちは連帯保証人になったり、お人好しだからこうなった。これはどこの業界でも同じだ。正直者はロクなことにならない。
でも、おれは正直だ。漫画がオモロかったれ売れるやろ。いずれ認められるやろ。みたいな感じで、プライドだけは高く、本当の事しか言わへんぞ。俺は一匹狼だぜ。みたいな感じで生きていたら、低空飛行のまま今月で、もうデビューして五年になる。
あかんがな。売れ方が分からんわ。嘘ついたらええんか。
そんなことを考えながら、現実から逃げる為に酒を飲みまくるおっさんの動画を観て、自分も酒を飲みたなるが我慢して、朝の五時にもうええわと思って、どん兵衛とポテトチップスをつまみに日本酒を飲んだ。あかんわ、絵の練習してへんがな。とほろ酔いで目の前のどん兵衛と日本酒を描いた。
4月15日
午後3時に起きる。
中川さんにネームを送る。ネームといっても、いつもほぼセリフと人物らしきヘロヘロの線が書かれた代物だ。ネームになると、何故かいつも鉛筆がおもうてしゃあない。
原稿用紙に5ページ目の下書きする。
田辺剛さんがこの間、プロフィールに「正気度の低い漫画家」と自嘲的に描いていた。田辺さんは孤独だ。
そんな人が、なぜ自分にいきなり話しかけてくれたか分かった。おれも正気度が低い!
孤独だったので久々に田辺さんにLINEした。励ましてもろたり、絵のことのアドバイスをもらった。
自分は「おれ売れたいっすよ」みたいなことを言うてたと思うが、田辺さんが言うには、「売れても何も楽にならない」
中川さんからネームの感想の返信をもらう。励ましてもらった。
自分は味方の存在を忘れて拗ねたり、よく世を腐して、アカウント凍結させたろか。など考えるが、そんな、めちゃくちゃにする必要はない。
田辺さんは、時々めちゃくちゃにするが、それは酒を飲んだときにしかツイートしないという、いかれた自分ルールがあるからだ。Twitter程度では、何も語ることは無い。
自分は、ブログでは毒を吐きまくるが、Twitterは、告知以外は言葉を控えている。ブログは読みたい人が読むからいいけど、ツイートは、刃物をぶん投げてる気がするし、良いことも、悪いことも、ぜんぜん関係ない人の心に薄く切り傷をつける気がする。