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大山の日記未満

日記等

4月8日

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4月8日

 日記を書いた後、夜中に、かみなしから連絡。ZOOMというアプリの通話飲みを勧められてやる。Twitterで人を誘うのも任される。フォロワーの誰かが来るのかと思いきや知らない人が来てくれた。ゴールデン街のバイト以来か久々に知らない人と話す。
 何かビジネスっぽい仕事の話が多かったが、社交的なかみなしは話について行けていた。世間の人はこんな新書みたいな話が好きなのかと不思議に思ったが、確かにホリエモンやらキンコン西野やら、自分に強い自信がありそうな著名人の本がよく売れ支持される理由が分かるような気もする。
 自分に自信がない人と自分を信用していない人では似ているようで違う。自分に自信がない人は、自己啓発本や国家や宗教に頼ることができるが、自分を信じていない人は自分の発言や思考すら正しいと思っていないから、自分を正しいと思う人の言葉が全く届かない。Twitterでそういう人たちの代表のような新井英樹が中原昌也の破滅的なツイートを絶賛していて、またそれで論争などが起こって、いまだに、なんてこの人たちは殺伐としているのだろうと驚く。
 
 深夜、川勝きりんという漫画家の人が通話を繋げてきてくれて、初めて話したが、なんとなく自分と似た空気を感じたが、そんな深い話にはならず。自分の言った言葉が自分の漫画の考え方と違う気がする。感覚のものを語るのは難しい。新書の人が酔っ払って話が長なってきたので、きりん君に後で二人で話しましょうか。とチャットで書いて送ったら、それが公開チャットで、新書の人に「えっ何?どういう事?」とバレたので何も言わずに通話を切断して寝る。
 朝の十時ごろに起きて、漫画を描き始めた。途中、映画を観ながら針金とビニールテープと梱包材で、弓を作るとまあまあ良い出来になる。夜中の二時に1p描き終えてデッサンもちょっとする。
 休憩してるときに何日か前に親に金を借りて買った『J・G・バラード短編全集』を読むと変な話ばかりで面白くて感動する。オモロさの方向性が違うけども、昨日まで読んでいた葛西善蔵は何だったのかと思う。SFは好きで子供の頃は星新一の本ばかり読んでいた。
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